AはBに中古住宅を売却したが、引き渡された建物には雨漏りがあり、種類に関して契約の内容に適合しないものであった。この場合における買主Bの権利に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
1 Bは、雨漏りの修補が可能であっても、修補請求をせずに直ちに代金の減額を請求することができる。
2 Bは、Aに対し、目的物の修補による履行の追完を請求することができる。
3 Bが履行の追完の催告をしても、Aは常にBが請求した方法と異なる方法による追完を選ぶことはできない。
4 契約不適合がBの責めに帰すべき事由によるものであっても、Bは追完請求をすることができる。
正解: 2
要点: 正解は 2)。引き渡された目的物が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しないときは、買主は売主に対し、目的物の修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を請求できる。売主は買主に不相当な負担を課すものでない限り、買主が請求した方法と異なる方法で追完することも可能である。
引き渡された目的物が種類・品質・数量に関して契約の内容に適合しないときは、買主は売主に対し、目的物の修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を請求できる。売主は買主に不相当な負担を課すものでない限り、買主が請求した方法と異なる方法で追完することも可能である。ただし、不適合が買主の責めに帰すべき事由による場合は追完請求権自体が認められない点に注意が必要である。代金減額請求は追完の催告を経てからが原則であり、無催告で減額できるのは追完が不能な場合など限られた場合のみである。
この問題に出てくる用語
同じ問題セットの前後の問題
- 練習問題172: AB間の売買契約において、買主Bが売主Aに手付を交付した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれ
- 練習問題175: 宅地建物取引業者ではないAを売主、宅地建物取引業者ではないBを買主とする宅地の売買契約において、Bが
権利関係の他の問題
- 練習問題175: 宅地建物取引業者ではないAを売主、宅地建物取引業者ではないBを買主とする宅地の売買契約において、Bが
- 練習問題179: 宅地建物の売買契約における契約不適合を理由とする損害賠償請求に関する次の記述のうち、民法の規定によれ
- 練習問題181: 民法における賃貸借契約の存続期間に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 練習問題182: 建物の賃貸借における賃貸人の修繕義務及び賃借人による修繕に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、
- 練習問題185: 借地借家法が適用される建物所有を目的とする借地権に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
アプリで弱点分析つきの演習ができます